カーボン or アルミ or クロモリ 素材によるロードバイク、クロスバイクの選択

2022-03-26

マラソンは自分の体重を42.195km先まで運ぶ競技です。マラソンに限らず、すべてのレースが重量を必要な距離移動させるものだと言えます。つまり、重量が軽い方が移動させるためのエネルギーが少なくて済みます。スポーツバイクも軽い方が速く進みます。ざっくり言えば、軽ければ軽いほど良い自転車です。

ここで重量とトレードオフの関係になるのが剛性と強度です。プラスチックは軽いですが、自転車に使うには強度が低すぎます。

剛性とは力を加えたときにどのくらいしなるかです。剛性が低いとペダルを踏んだ力でフレームがしなります。しなった分だけパワーがロスすると言えます。ある程度の力を加えても金属がしなっても元に戻ります。この範囲を弾性範囲、加える力の大きさが強度です。剛性が強ければしなりにくく(硬い)、強度が高ければ強い力を加えても元に戻ります。

スポーツバイクに必要な剛性と強度をもった素材としてよく使われるのは、カーボン、アルミニウム、クロームモリブデン鋼(鉄にクロモとモリブデンを添加したもの)の3種類です。軽い順に言えばカーボン、アルミ、クロモリ(クロームモリブデン鋼)です。これは、おおむね値段の高い順とイコールになります。

では、予算が許せばすべての人にとってカーボンが最良の選択かというとそうでもありません。特にクロモリには特徴があります。

クロモリは剛性も強度も高い素材です。そのため、細いフレームでも必要な剛性を保てます。直径の細いクラシックなスタイルが好きであれば、クロモリは良い選択です。

カーボンとアルミは価格の差かなと思います。個人的には言われなければカーボンとアルミの差はわかりません。

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